言の葉

Theory of chinesemedicinal cuisine

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無花果は花の果実

無花果は花の果実

あんなに暑かったのに、9月に入った途端に涼しくなり、自然界でも少しずつ秋の気を感じますが、庭の百日紅はやっと満開です。

最近は秋が旬の果物が出回り始めているけど、特についつい買ってしまうのが無花果です。
ドライの無花果も好きだけど、生のものは甘すぎず、まろやかで、サラダにも合う!

無花果の旬は7月から10月だけどやっぱり旬な果物にはきちんと訳があって、無花果は余分な熱を冷まし、粘膜や肌を潤してくれる効果があります。暑い夏から乾燥しやすい秋まで、きちんと食べた方が身体にも嬉しい果実なんですね。

《秋》は五気だと《燥》と関連が深い季節。五臓だと《肺》に繋がっています。

今時期の喉の腫れや、声枯れや空咳にも効果的なので積極的に摂りたい果物です。

この無花果って無い花の果って書くけど、花が咲かないのではなくて私たちが食べているのが花なんですって。
確かに切ると中身はお花の雌しべと雄しべみたいになっている気がする。
お花を食べているんだって思いながら食べると何だか気持ちが上がるのは私だけかしら?